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令計画は党上層部を3年間盗聴していた 政権中枢に激震走る

2016年07月05日
令計画は党上層部を3年間盗聴していた 政権中枢に激震走る

【新唐人2016年07月05日】

令計画・元中国共産党統一戦線部長の罪に対する審理が始まり、「党の規律と法に違反して大量の機密情報を取得した」との当局の指摘に、メディアや専門家の関心が集まっている。香港メディアが明らかにしたところによると、令計画が在任中、党上層部の執務室に盗聴器を設置し、3年もの間盗聴を行っていたという。

 

香港誌『争鳴』7月号によれば、中国共産党中央弁公室主任を務めた元統一戦線部長・令計画が2015年に党籍と公職を剥奪され司法当局に捜査が委ねられた後、中央規律委員会は令計画が関与したとする「6つの罪」を発表した。そのうちの「党の規律と法に違反して大量の機密情報を取得した」罪が専門家の関心を集めた。なぜなら当時中央弁公室主任と保密局長を兼任していた令計画はもともと大量の機密情報を直接取得できる立場にあったため、「党の規律と法に違反して取得した」とは一体どういうことなのかと注目されたのだ。

 

同誌は、関係部署が大規模な調査を行った結果判明した、「党の規律と法に違反して機密情報を取得した」方法は驚くべきものだったと報じている。令計画は職権を利用して党最高指導者すなわち国家主席の執務室に3年にわたって盗聴器を仕掛けていたのだ。周永康がこの情報を明かしたため、党最上層部に激震が走ったという。

 

伝えられるところによると、令計画は中央弁公室、中央警衛局、中央軍事委員会保衛部を通じて、緊急通報ボタンに見せかけた盗聴器を執務室内に設置させ、10日~15日に1回、専門スタッフを「検査」に派遣して、録音データを取得していたという。

 

同誌はさらに、盗聴の対象者は当時在任していた党の最上層部で、胡錦濤党総書記を皮切りに多くの最高幹部に及ぶと報じる。胡錦濤総書記の執務室のデスクの電気スタンドの底や直通電話機の内部などに盗聴器が仕掛けられたという。

 

当時国家副主席を務めていた習近平や国務院副総理を務めていた李克強の執務室でも、デスクの電気スタンドの底、直通電話機内部に盗聴器が仕掛けられていたことが分かっているそうだ。

 

そのほか、中国共産党人民大会委員長だった呉邦国、国務院副総理だった王岐山の執務デスクの電気スタンドや椅子の下からも盗聴器が発見されている。

 

さらに中国共産党公安部長(当時)の孟建柱、中央規律委員会常務副書記(当時)の何勇、さらに中央研究室主任(当時)の王滬寧も盗聴されていたと同誌は報じている。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/07/02/a1274180.html (中国語)

(翻訳/白白)

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